中央大学航空部
中央大学航空部の紹介・活動記録。
フライトの流れ
資料提供;田邊義和教官、平井

(1)搭乗
 何はともあれコクピットに乗り込みましょう。訓練生は前席に搭乗します。
座ったら最初に5点式の縛帯(ばくたい=シートベルト)を締めます。特に腰ベルトはしっかり。
教官がお見えになったら自分の名前、搭乗する機体、発数、これから行う課目を報告します。

(2)操縦装置点検
 縛帯を締めたら計器点検と操縦装置点検を行います。
計器点検では高度計、速度計、昇降計(バリオメーター)の動作確認と高度計の気圧を補正します。
操縦装置点検ではエルロン、エレベーター、ラダー、ダイブブレーキを声に出しながら動かしてみて異常の無いことを確認します。

(3)発航準備完了
 曳航索-パラシュート-端索-機体をつなぎ、風向・風速および前方・上空のクリアを確認後、
前席・後席の準備が整ったことを互いに確認すると、準備完了となります。

(4)準備良し
 前席の機長が"Thumbs up"をしながら「準備良ぉーし!」と翼端に声をかけると
翼端が復唱しながら機体を水平にし、ピストがウインチにそれを伝えます。

(5)出発
 ウインチが緩やかに索を引き、索が張り詰め機体が動き出すと「出発!」
その合図でウインチマンは索を引く速度を上げていきます。

(6)索切れ注意
 「離陸、索切れ注意!」 まれに曳航索が切れる事があるのですがその場合、直ちに状況に見合った対処をしなければなりません。

(7)離脱用意
 機体がウインチに近づき、上昇速度が落ちてくると機体を滑空姿勢に入れて曳航索を切り離します。
「離脱用意、離脱1・2・3!」 念を入れて必ず3回レリーズを引きます。

(8)高度 400m
 離脱すると風の強さ等にもよりますが、離脱高度はおおむね400m前後となります。 左上から昇降計(-1.4m/s)、ボールゲージ(中立)、速度計(100km/h)。下段は昇降計(off)、高度計(400m)です。

(9)高度 400m
 画面中央の左下から右上へ伸びる緑の帯が今飛び立った滑走路です。
第一旋回を終え、第二旋回へ入ろうとしています。
その後は自由に(風や他機を考慮しつつ)課目を行います。

(10)場周
 高度が200m近くになると滑空場へ帰らなければなりません。
無線でピストに「場周」を伝えると、降りるべき滑走路を指定されます。


(11)第三旋回、第四旋回
 第三旋回時に見た右舷です。

(12)進入 1
 機体が帰ってきました。第四旋回を終えて滑走路に正対したら、「進入!」

(13)進入 2
 狙いを定め、ゆっくりと地面に近づいていきます。

(14)地滑
 接地して地上滑走中。この間もパイロットは気を抜かずに水平・針路を保ち続けます。

(15)停止
 機体の行き足が止まると、グラウンドクルーが機体を取ります。

(16)次のブッキング
 訓練生は教官にデブリーフィングを行ってもらい、次の搭乗者は(1)から始めます。

(17)次のラインナップ
 発航は一機ずつしか出来ないので順番待ちです。
この間にも訓練生は教官にアドバイスを頂いたりしています。

(18)ASK23B
 端索をつないで準備が整うのを待っています。
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